ものづくり社長奮闘記

ものづくり社長奮闘記  ブログ

若手技術研修

広島の砥石メーカーのテイケン様へ若手社員を連れて行ってきました。

若手に十分理解させれるほどの社員がいないので、

テイケンさんに無理を言って技術講習をお願いしました。

私も研削加工に携わった事があるのですが、

砥石も切削工具と同様にどんどん進化しているんですねぇ。

まだまだ勉強しなくては・・・



研削を要する用途も様々で、驚くことが多かったのですが、

もっと驚いたのは、うちの職人に教えてもらったいろんな事が理論的にもつながったことです。

長年自分自身肌で感じて仕事して培ったものなのですねぇ

職人恐るべし・・・



うちの若手もなかなか真面目に、若手なりにもいろいろ考えながら仕事しています。

明日からバリバリ仕事やってくれるはず・・・

基本の知識と理論を勉強することで、
これからの仕事にもどんどん生かしてくれると期待しています。



テイケンの皆さん、いろいろ有り難う御座いました。



ブログ | 2009.03.10

明日(今日)は納品

刻印機装置の改修が、ようやく目処がついた。
 (ブログどころではありませんでした・・・イイワケ)


私が神戸精密に入社した頃に設計製作した装置で、もう早20近く年が経ち、

当時若かりし時に、見習いとして機械加工した部品などもあり、なんかものすごく愛着を感じる機械です。

この装置は本の背表紙に箔押しする装置で、一文字一文字活字を選字して箔押しします。型押しよりも自由度が高く、文字の凹が型押しのプレスよりも深くてくっきり印字され好評です。


設計の古さから、新規の設計製作よりは部分によっては無理があったのですが、

前回実績の刻印装置のノウハウを生かし、前回同様、非常にいい仕上がりとなりました。



 お客様の現場へ行けば、

   「ほかの機械はええから、この機械をどないかしてくれ!」

                       …と、いつも言われていた老朽機械。



お客様の現場の驚きを想像しながら、この
景気の悪い時期に連日半徹夜でみんな頑張りました。

我ながら、本当に見事に生まれ変わったと思います。



明日(今日)は納品日。



お客様の現場がどんな反応になるか・・・



   ちょっと
ワクワクしています。



      …ということで、もう寝なきゃw



箔押しサンプル    もう少し文字の微妙な位置調整が必要なんですが・・・
箔押しサンプル詳細
ブログ | 2009.03.06

遊休機械・・・

社員数より機械の方が遥かに多い、我が社です。

一品生産なので
稼働率も非常に低いのが難点



思い切って遊休機械の専用機化に、私、専念しています。

稼動の低い研磨機を、錆を落としから始まり、

ベースからセルフ研磨して、レベル調整を行う。

角度調整のできるマグネットテーブルを再生して設置し、

直角専用の平面研削盤にしました。



テストカットでは底面100mmに対し直角面200mm間で4μの精度に収まりました。

温度変化や機械の暖機で機械精度も変化するするので、この精度で上出来でしょう。



時間があれば、

 現場でこそこそ仕出かすのが生きがいな私です。



ブログ | 2009.02.19

私のノートPCが・・・

ノートPCが壊れてしまいました。

液晶が割れて、画面にインクをこぼしたような黒い模様が・・・

修理費の見積は9万円・・・

液晶パネルを購入して、自分で修理しようと思います。



新しいPCを購入し、データを乗せ変えました。

あれこれ、データの移動が面倒ですねぇ

後で、「あれっ!あのデータが・・・」なんて言わないようにしなきゃ・・・



PC無くては、携帯を忘れたときのようにオロオロしてしまう私です。



・・・ということで、
ブログ再開です!



ブログ | 2009.02.18

ものづくりの原動力

 株式会社 片山商店の片山社長の講演会に行ってまいりました。

 片山さんは、どんどん寂れていこうとしている地場産業
「播州織」を活性化するために、世界初の装置などを産官学の連携により開発し、第一回ものづくり日本大賞内閣総理大臣賞を受賞され、NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」という番組にも出演された人です。

 
国産シャツ生地90%シェアを誇る西脇地区の播州織は、バーバリー製品等、世界にも認められている。日本製のシャツのほとんどがこの播州織の生地と聞いて、同県ながらびっくりしました。

 中国製品等の進出で半分以上まで生産量が下がる中、生き残りをかけて、
人・物・金も不足する中小企業の環境において、「熱意」周りとの連携で、中国製品にも負けないコストで品質を向上させる画期的な装置を開発していく。片山社長は、文系出身であるのにもかかわらず、いろんな知識を自らあらゆる手段で学びながら実証をつかみ、周りから「なにアホなこというてんねん!」と言われながらも、自分を信じて独自の装置を開発していく様には、私も大変共感し「負けとられん」と感じました。



 お客様の喜んでる姿、地域やユーザーのみんなの幸せ等をいつもイメージして、だれも思いつかなかったアイデアを自ら多くの人に伝えて、その多くの人を巻き込みながら完成させていくという話でした。



 我々のものづくりも
「お客様の現場のベストサポーターであり続けていく」というスローガンを掲げている我が社なのですが、

 お客様(現場)に喜んで使ってもらうということが、ものづくりの原点であり、お客様の喜ぶ顔・声が、ものづくりへの更なる原動力になるということなんですね。



 我々は、
おだてられりゃぁ、お客様と共に、天にものぼっちゃいます!

 

 なにかと大変厳しいこのご時勢なのですが、
なにか希望を得ることができた講演会でした。



 

ブログ | 2009.02.13
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